2024年以降に入居の住宅ローン控除
住宅購入を検討される方はよくご存知の制度ですが、
マイホームを新築・購入・増改築した場合、
居住した年から13年間 所得税・住民税から一定額を控除することができます。
2021年まで控除率は年末借入残高の1%の控除額が続いていましたが
住宅ローンを金利0.5%前後で借りられる実態に合わせるべく
2022年の改正により0.7%に減額されました。
そして、2024年以降入居の場合、借入限度額が変更になります。
あらためて改正後の内容を記します。
控除額の計算
■A:(取得額ー補助金等ー住宅取得資金贈与額)×0.7%
■B:年末借入残高×0.7%
■控除額:A、Bいずれか少ない額
借入金限度額および控除期間(令和7年12月31日までに居住する場合)
■新築および買取再販住宅の取得
長期優良・低炭素住宅 4,500万円 13年
ZEH水準省エネ住宅 3500万円 13年
省エネ基準適合住宅 3,000万円 13年
その他の住宅 2,000万円 10年
■既存住宅の取得
認定住宅 3,000万円 10年
ZEH水準省エネ住宅 3,000万円 10年
省エネ基準適合住宅 3,000万円 10年
その他の住宅 2,000万円 10年
■一定の増改築
すべての住宅 2,000万円 10年
となっています。
これまでと変わらず2050年のカーボンニュートラル実現に向けて
住宅の省エネ性能の向上と既存ストック住宅の有効活用を
意図した改正となっています。